ピアノを習うお子さんのよくある質問

執筆者:教室助手
お子様のピアノの練習の方法と上達のコツ ⇨
ピアノを習い始める年齢は?

落ち着いて座っていられるようになった頃が目安です。

大体は4歳くらいですが、個人差、男女差があります。

どのような曲を弾きますか?

ピアノは古くから人気がある楽器で、本当にたくさんの魅力的な曲があります。

「音のパレット」では、幼稚園と小学校の低学年のうちに基礎を身につけ、小学生のうちにショパン、ベートヴェンのソナタや4期の名曲を弾きます。バッハは必ず勉強します。

十分に練習できる幼稚園と小学生のうちに、しっかりした基礎を身に付けることが大切です。

当教室は、ミッションの「音楽を生涯の友とし、豊かな人生を送る」ことを目的にして本物の音楽とピアノを学びます。

コンクールで賞を取ることを主たる目的としてはおらず、練習の励みになるようにコンクールを活用しています。

毎日練習が必要ですか?

必要です。家で十分な練習をしなければ上達しません。当教室では小学校2、3年生くらいでソナタやショパンを弾くのですが、そのためには毎回のレッスンで次の部分に進まないと間に合いません。

教室でのレッスンでは自宅で練習してきた課題を仕上げて、次の課題の練習方法を習います。

練習ではいきなり曲を弾くのではなく、スケール、アルペジオなどの基礎練習をしてから曲の練習を行います。

お子様の体力やお昼寝の時間を考えながら、始めは少なめの練習を毎日行い、馴れるにつれて練習時間を増やします。

当教室の生徒には、早く寝て登校前にも練習をしているお子さんもいます。

習い事や塾は何種類が適切ですか?

当教室の生徒には、塾に行かなくても良い成績をとり、県のトップ校クラスに入っているお子さんが何人もいます。家での学習の習慣がしっかりついていれば、塾は必ずしも必要ではありません。

習い事は1つか2つにして、しっかり身に付けることをお勧めします。

習い事について、「どれがうまくいくかわからないから、いろいろやってみて、良いものを選ぶ」「子供がやりたいというなら、習い事を増やしたい」と思われるかもしれません。

例えば、サッカーでしたら、毎日基礎体力作りとドリブルの練習をしない子はレギュラー選手として試合に出させてもらうことはできません。英語でしたら、毎日根気よくリスニングとスピーキングの練習をしなければネイティブのように会話できるようにはなりません。

ピアノも同様です。

習い事の数が多くて十分な練習時間が取れないと、何年もレッスンに通っても上達せず、時間と費用が無駄になってしまいます。コンクールに出ても満足な結果にならず、自信を得ることができません。

どんな習い事でも共通することですが、物事を成し遂げるためは、習い事をごく少なくして(1つか2つ)、努力を集中することが重要です。読書や勉強の時間も必要です。習い事が多いとお子様の心身の負担になるだけでなく、「虻蜂取らず」「2兎を追う者は1兎をも得ず」でどれも大した成果もなく小学校が終わってしまいます。

また、何をしても良い自由な時間を確保して、お友達と外遊びをしたり、自分でやりたいことに熱中する時間を確保することも大切です。

ソルフェージュとは何ですか?なぜ大切なのですか?

ソルフェージュとは、音楽の基礎を学ぶものです。建物には、基礎となる土台や柱があります。そういったものは目には見えませんが、建物を支えるのに大変重要な役割を果たします。

音楽も同じことがいえます。ソルフェージュは、音楽の土台や柱となるものです。

当教室では、心で音楽を感じ取り、楽曲に結びつくソルフェージュレッスンを行なっております。(フォルマシオンミュジカル)

ソルフェージュといえば、概略的には、楽典、音程、和声、リズム、聴音や初見、といったものを学ぶものですが、当教室では、正確に楽譜(音)が読めるようになる、正確にリズムが刻めるようになる、音が聞き取れる(書き取れる)、という域にとどまらず、曲の中で何が起きているのかを感じ取れる感性を育みます。

当教室では通常のレッスンの初期に、ソルフェージュの基礎としてリズム遊びをしたり、楽譜の上の音符が鍵盤上でどの鍵に対応するか時間をかけて教えます。どのお子様でも楽譜が読めるようになります。

レッスンが段々と進むと音符の数が増えて楽譜が難しくなり、読譜力が必要になってきます。ある程度以上のレベルに進むにはソルフェージュの練習が必須です。

自宅にピアノは必要ですか?

必要です。当教室では、導入の段階から電子ピアノとサイレントピアノのサイレント機能は使わないようにお願いしています。最初はピアノをレンタルしてしばらくレッスンを受け、続けるようでしたらピアノを購入されるのが良いでしょう。

練習によって「美しい音の響き」を作っていくのですが、電子ピアノではそれができません。

電子ピアノと比べて本物のピアノは、弾いていて楽しさが全く違います。途中で止める可能性も低いでしょう。

ピアノは100年以上長持ちする楽器なので、整備してあれば中古でも構いません。調律やメインテナンスが必須であることを考えて近くの楽器店から購入されるのがベストです。お知り合いの方から使わなくなったピアノを譲って頂いても結構です。インターネットやアプリで中古ピアノを入手するのは、弾いてみることができないのでリスクが高いです。

どのようなピアノを入手しても、年に1、2回の定期的な調律は必要で、調律師を決めて直接依頼するか、購入したお店にお願いします。

ピアノは機種や個体によって音色がだいぶ違います。古河ピアノガーデン、ピアノプラザ群馬(スタインウェイセンター高崎)、ヤマハ、平山楽器などで弾いてみることをお勧めします。レンタルもあります。

ピアノ型の鍵盤楽器には以下の種類があります。

◎ ピアノ

アップライトピアノ
縦型の鍵盤により弦を鳴らすピアノ。家庭練習用。用意するならこれです。
グランドピアノ
繊細な表現を求めたり、コンクール入賞を目指すなら早いうちからグランドを。
サイレントピアノ
弦を鳴らす演奏と電子音による演奏を切り替えられるピアノ。

◎ 電子ピアノ(当教室では使えません)

ハイブリッドピアノ
ピアノに近い鍵盤とアクションによりスピーカーから電子音を鳴らす電子ピアノ。
電子ピアノ
ピアノに近い鍵盤によりスピーカーから電子音を鳴らす電子ピアノ。
キーボード
軽い鍵盤によりスピーカーから電子音を鳴らす電子楽器。
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